画像
MACS共催 生物多様性コロキウム
発表タイトル
睡眠とその関連行動の比較生理学
講演者
乘本 裕明 教授 (名古屋大学大学院理学研究科 教授)
日時
2026年2月9日(月)16:00〜
場所
理学1号館106室(BP1)
内容
全ての動物が眠るが、その根本的な理由はいまだ明確ではない。また、一部の哺乳類は冬眠するものの、冬眠時の脳状態が哺乳類と爬虫類でどのように異なるのか、さらに爬虫類における睡眠と冬眠の差異も十分には理解されていない。私たちは近年レム睡眠の存在が報告されたベアーデッドドラゴン(Pogona vitticeps)を用いて、睡眠と冬眠の神経メカニズムを研究している。本講演では、このドラゴンに加え、マウスおよび新たに導入した規則的な睡眠周期を示すげっ歯類モデルのデータを比較し、種を超えて保存された睡眠時の神経ルールと冬眠に特有の脳状態変化について議論したい。
PNAS 122 (16) e2415929122, 2025; Nature 636:681–689, 2024; Nature 578:413-418, 2020; Science 352:590-595, 2016
世話人
高橋淑子
生物科学専攻 動物学教室
内線 4102


